解剖学勉強法!看護、理学療法士、作業療法士必須のノート作成まで
解剖学勉強法
※オススメのテキスト紹介は一番下にあります♪
解剖学とは
人の体の構造についての勉強です。大きく分けて骨、筋肉、神経、血管、感覚器、皮膚、内臓からなります。
解剖学はむずかしい!?
この記事を読まれている方はこれから解剖学を勉強する方や解剖学を勉強し始めた方が多いですかね!
解剖学の教科書を見ると膨大な量の名称が出てきて引いてしまう方も多いかと思いますが全てを覚えるというものではないと思います。ちょっと安心しますよね♪
解剖学は勉強すればやった分だけ理解できてくる学問だと思います。なぜかというと解剖学はあくまで人体構造を理解して覚えるだけなので勉強自体は単純なものです。単純だからこそやった分だけ力になるのです。
解剖学の勉強の流れ(理学療法士・作業療法士)
解剖学の勉強には実は順番があります!!
単刀直入にいうと 骨・靭帯 → 筋肉 → 神経 です!!
他はそこまで気にしなくていいかと思います。
これなぜか?って話ですよね!
人の構造の基本になるのが骨なのです。そして筋肉は基本的には骨と骨の間にくっつくんですね(表情筋は例外です)つまり骨の名称を覚えた後に筋肉の付いている部分を覚えることで筋肉がどこからどこについているかをイメージしやすいんです♪そして筋肉を支配するのが脳から出ている神経です。つまり筋肉を覚えてから神経を覚えることでこの神経が障害されたらこの筋肉が障害されると予想がつき理解が早まります。
ノートの作り方
イラストを描こう
私がリハビリの某学校に通っている時の解剖学の先生(某大学の名誉教授)は解剖学はイラストで描いて覚えることが大事!!と仰ってました✐
上記にもあるように解剖学はあくまで構造の勉強です。なので字で覚えるより絵で覚えるのが本質的な勉強であると思います。
しかし!!
絵には上手下手がありますよね!あんまり絵に自信が無い方はイラストを見てイメージするといいです。また解剖学最大の教科書は自身の体だと思うんですね!イラストと自身の体をマッチさせて理解していきましょう!
またまたしかし!!
解剖学は体の構造で、体の構造は立体的ですよね。でも教科書のイラストは立体的に表記されていますが、しょせんは2Dなんですね!立体的なものを平面的な教科書で学ぶのは限界があります。そんな時は模型です!!人体模型をみて理解することは解剖学でとても大切な事であると思います。
大切な所は赤色を使おう♪
赤と青のどちらが記憶を定着させやすいか研究が行われました。
油断のない注意を要するタスクには赤色が特に適切であろう。
ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)Sauder School of BusinessのRavi Mehta, MBA及びRuiZhu,phd
寝る前に見返そう
記憶は1日で74%忘れる。記憶は寝ている時に定着する
記憶について 実験心理学への貢献 ヘルマン・エビングハウス著 宇津木保 訳/望月衛 閲 誠信書店
記憶は1日で74%忘れるといわれています。例えば朝に勉強して復習せずそのままねてしまったら忘れてしまう割合がとても多くなります😢
めちゃめちゃもったいないですよね!3分でも寝る前に見直しをすると変わってきます♪
ノートでまとめたことを人に教えよう
講義5%
読書10%
視聴覚20%
デモンストレーション30%
グループ討論50%
自ら体験する75%
他の人に教える90%
The Learning Pyramid.アメリカ National Training Laboratories
パーセントが高くなるほど覚えたり理解しやすいと言われています。分かりやすいところで言うと授業で淡々と説明して終わりっていう先生いますよね?あの授業って眠くなるしあとでその先生が何言ってたかあんまり思い出せないと思います。それが講義の学習率が5%ってことですね。
じゃあどうすれば覚えたり理解することができるか??
学習率90%の「人に教える」を実践する!!の一択ですね♪
看護、理学療法士、作業療法士ではどこの部分が大切か
理学療法士・作業療法士
骨,筋肉,神経の関係性を細かく理解して運動学や整形疾患(骨折など)神経筋疾患(筋力や神経の障害による運動不全)につなげていくことが大切になります。しかし、国家試験ではそれだけでは十分ではなく血管の走行や臓器の位置と役割なども大切になります。また、生理学とのセットでの勉強も大切になります。
看護師
作業療法士・理学療法士に比べて骨,筋肉,神経の知識はそこまで深く必要ないかとおもわれますが、全般的な解剖学の知識が必要になります。看護師は生理学の知識が非常に大切になるので解剖学と生理学をセットで学習することが大切です。生理学については今後記事を書いていきます!
こんな動画も撮ってます♪
【リハ業界!解剖学、国家試験を乗り越えるために知っておきたいこと】
オススメテキスト
解剖学・生理学を総括的に理解できるかつ分かりやすいオススメのテキストを紹介します。
この教科書は解剖学と生理学がセットになっているため別々に学ぶよりも簡単に理解が深まります。
ちなみに私が学生の時この本を買うためにはるばる御茶ノ水まで買いに行きました(笑)