作業療法士taku’s blog

作業療法士をしているかたわら心理学を中心とした本を読みまくってます!このブログを読んでくれる人が人生を送るうえで,ヒントになる知識が必ずこのブログにはあります。

セラピストがリハ以外の勉強をするべき理由

セラピストはリハの勉強のみで十分か?

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セラピストのあなたにお尋ねしたい。日々の勉強ってリハビリの勉強だけですか?

 

セラピスト、リハ以外の勉強もやる価値はある

今日はセラピストはリハビリ以外の勉強も十分にやる価値があるという話をしていきます。僕はセラピストがリハビリの勉強以外をしないというのは、患者さんを診る時に身体機能だけをみてリハビリをするようなイメージがあるんだ。

 

この例えは作業療法士じゃないとピンとこないかもしれないんだけど。

 

どういうことかというと、セラピストとして働くということはリハビリというサービスを提供するということで、リハビリを提供するにあたってベースとなるものがたくさん存在するんだよね。

 

 

 

リハの勉強は小さな勉強

日本という国が資本主義であって、その上で病院という法人があって法人がお客さんを集客してリハビリができる場を僕らセラピストに提供してくれて、そして初めて僕らセラピストが患者さんにリハビリを提供できるんだよね。

 

リハビリの勉強というのは今話した大枠の中にあるわずかな部分、リハビリの提供という部分でのみいきてくる知識で広い視点から見たら、本当に小さい中の勉強なんだよね。

 

でもセラピストが人の幸せに貢献してその対価としてお金を稼ぐというのは本質的なところだから、やっぱりリハビリの勉強は大切な訳だ。

 

ただ、ただね、視野を広げたら、リハの勉強は小さい中の勉強であり、他にも大切なことはたくさんあるんだよね。

 

でなんでリハビリ以外の勉強も大切になるかという話なんだけど、それはあなたの目標を達成するためにそれが必要になる可能性があるからなんだ。

 

 

例えば、お金をたくさん稼ぎたいという場合。

 

ひたすらにリハビリの勉強をすればたくさんのお金を手に入れられるかというとそれは難しいと思うんだ。確かに高いスキルを持ってリハビリを行えるというのは相手の幸せに大きく貢献できる。つまり対価としてたくさんのお金を得られる。

 

本質的にはお金を稼げると思う。でも実際そうとは限らないよね。病院で働いているセラピストはだいたい給料は同じ。多少の差はあってもだいたい同じだよね。でもそれぞれが持っているリハビリのスキルってみんな同じかな??それは大きく違う場合がある。

 

勉強熱心なセラピストと、全く勉強しないセラピストではスキルが全然違う。スキルが違うのに給料が一緒というのが現実であって、その理由としては雇われているからだよね。

 

まずここを知らないといくらリハビリの勉強をしても収入は変わらない。セラピストとして収入を上げるにはリハビリの勉強に加えて資本主義の勉強やビジネスの勉強が必要なんだ。

 

 

 

 

資本主義とセラピスト

少し足を突っ込んで話していくと、資本主義の社会には4つの人種がいてそれは、投資家、ビジネスオーナー、自営業者、従業員がいるんだ。

 

セラピストとして病院や施設で雇われて働いているというのは従業員に当てはまる

 

そして従業員というのは自分の労働力と時間を会社や法人に売る代わりに給料をもらうんだよね。

 

従業員の労働力と時間には当然限界がある。1日は当然24時間だから1日30時間働けるわけはない。そして、20時間勤務を休みなく行うなんていうのも体力的に不可能なわけだよね。

 

従業員の労働力と時間に限界があるから、給料も限界があるんだ。だから従業員という立ち位置では基本的には大きく稼ぐのは不可能なんだよね。

 

そこで1ステップ上に行くと自営業者というのがある。自営業で稼いでいるセラピストというのは実際にいて、自由診療で訪問リハをする人とか、大学教授の方で自身の記事をnoteで有料販売する人。

 

そして僕でいうと「結びきり」というリハとは関係ないけど、個人事業を展開してビジネスをする。

 

これなら、収入面でいうと従業員の稼ぎとは話が変わってくるよね。さらにビジネスオーナーや投資家となってくると規模はどんどん大きくなってくる。

 

 

 

 

 

従業員を抜けると「リハの勉強だけ」では通用しない

今あなたが従業員だとして、個人事業主、ビジネスオーナーに仮に駒を進めるとしよう。リハビリの知識だけでやって行けるかな??

 

やっていけないよね。

 

ここでリハビリ以外の勉強が必要になると気がつく外の広さというものに気がつくわけだ。

 

セラピストはリハビリの勉強というイメージで、外の世界、外の勉強は盲点というのにはしっかり理由があって、それは医療保険介護保険があるから。

 

医療保険介護保険があれば利用者はリハビリという商品を3割から1割の負担で購入することができるんだよね。

 

これは他の業界ではあり得ないことで、これがあるから圧倒的有利に病院や施設がビジネスをできる。だから法人を運営する必死さが一般的な企業と全然違うと思うんだ。

 

だからこそセラピストは資格を取れば安泰みたいな風潮があるし、資本主義とかビジネスの勉強に触れる必要性を感じないんだよね。

 

 

従業員の生き方が「当たり前」になっている

ただ、資本主義とか、ビジネス等の広い勉強をしないというのはセラピストに限ったことではなくて他の会社に勤めている人にも言えることだと思うんだ。

 

それなぜかっていうと自分のお父さんも従業員として働いている、友達のお父さんも従業員として働いているから。

 

 

これどういうことかというと、従業員として働くというのが当たり前になっているんだ。そしてその当たり前というのはなかなか簡単に変わるもんじゃない。

 

ホメオスタシスが働くもんで、当たり前な今の状況を今後も続けようとするからね。これの1つの解決策としては自分とは違う当たり前を持った人と接すること。

 

自分が従業員だとしてもビジネスオーナーの人と友達になって話していくうちにビジネスオーナーの当たり前に感化されるんだよね。

 

ビジネスオーナーなんて友達になれねえよって人も多いと思うんだけど、心配することはなくて、そのためのYouTubeがあるんだ。

 

例えばスティーブ・ジョブスさんの演説を聞けばビジネスオーナーの当たり前を自分に取り入れることができる。

 

僕がこうしてあなたに話しているのも、従業員が当たり前として生きているあなたにそれ以外の当たり前を伝えているんだよね。

 

 

 

 

お金を稼ぐ以外にも、楽に仕事をしたいとか、関わる人を幸せにしたいとか人によって目標は違うと思うんだけど、リハ以外の勉強というところに焦点を当てると今まで見えてこなかったものが見えて、目標に到達しやすくなるかもしれません。

 

 

まとめ

今日の動画まとめると自分の目標を達成するためにリハ以外の勉強をする必要も場合によってはあるということ。特にお金を多く稼ぎたいという場合ね。

 

リハの勉強は非常に狭い中の勉強だから、視野を広げて勉強することでお金を多く稼ぐこと、楽に仕事をする(言い換えたら自分に合った仕事をする)、関わる人を幸せにするなどの目標に到達する可能性は高まるという話でした。

 

 

参考テキスト

 

お金のIQ お金のEQ (サンマーク文庫)

お金のIQ お金のEQ (サンマーク文庫)