なぜ彼女は怒る?真実に迫る方法
作業療法士たくがYoutubeに投稿している動画の台本です♪
動画はこちらから↓
※最後に参考にしたテキストの紹介があります♪
「ダン先生」
考え事をしたような顔をしてどうしたんだい?
「レオくん」
実は前に仲のいい女の子の友達と買い物に行ったことがあるんだけどその最中で怒らせてしまったことがあってそれを思い出していたんだ。
「ダン先生」
そうだったか、どんなことをして怒らせてしまったんだい?
「レオくん」
彼女が横しまの洋服を手にとって僕に言ったんだ。「これに合うかなって」
僕は「横島だと太って見えるから無地の方が良いんじゃない」ってそしたら彼女は激怒して帰っちゃったんだ。
「ダン先生」
あらあら、帰っちゃったとは相当彼女も怒ったんだね。
「レオくん」
僕は余計なこと言ってしまったのかなって思っているんだ。
「ダン先生」
なるほどね、僕は前も話したんだけどアドラー心理学の課題の分離を提唱している。君の「横島だと太って見えるから無地の方が良いんじゃない」っていう発言に対して彼女がどう思うかは彼女の課題だからレオくんはあまり気にすることはないんだ。これを機にダイエットに励むかもしれないしね。
もう一度言うけど僕は課題の分離を提唱しているからレオくんは何も問題ないと思うよ。しかしね、彼女を怒らせたくなかったのだったら交流分析と呼ばれる心理療法を提案したエリックバーンによれば、互いのコミュニケーションは相補的でなければ円滑に行かないと言っているんだ。
例えば
「僕のiPhoneどこかな?」
「ベッドの上に置いてあったよ」
と言うのは大人と大人という立場の会話で相補的なんだ。
反対に相補的でない場合が今回のレオくんの例
彼女は洋服を手にとって「似合うかな」と言ったのは、「私をみて欲しい」という子供の自我状態から発している言葉でそれに対してレオくんは「横島だと太って見えるから無地の方が良いんじゃない」というとても大人な立場の発言をしたよね。子供の自我状態の言葉を大人な自我状態の発言で返してしまったためにコミュニケーションが相補的でなく破綻してしまったんだ。
「レオくん」
はーそんな深い理由があったんですね!
「ダン先生」
そうだねそういうこと、ただ、自分が喋るときにこんなことを考えていたら何も喋れなくなってしまうから、課題の分離を採用すると良い。自分が発した言葉の良し悪しは相手が判断するものだから深く考える必要はない。喋る前に考え込んでしまう人ほど課題の分離を意識すると楽に喋れるよ。
「レオくん」
この件に関してちょくちょく考え込んでしまうこともあったけど意味がわかってスッキリしました。
参考にしたテキストの紹介♪
この本の一部を参考にして動画を作成しました!
心理学の読みやすーい本は読んだけどちょっと物足りないという方にオススメの一冊!
今までに見たことのない人の心の側面を見ることができます。